床暖房のリフォームの後付けは可能?温水式と電気式の違い

18リフォーム 床暖房

「床暖房のリフォームって、いくらかかるのか不安で…」そんな声をよく耳にします。設置費用だけでなく、温水式と電気式の違いや施工の手間、さらにはランニングコストまで考えると、何から調べればいいか分からなくなりますよね。

 

特に最近では、電気代の高騰や光熱費の節約意識から、後付けで床暖房を導入したいという需要が急増しています。実際にリフォームで床暖房を設置する家庭も増え、現在の時点では戸建て住宅の約3割が何らかの床暖房を採用しているという調査も出ています。

 

この記事では、あなたの暮らしに本当に合った床暖房リフォームのために知っておきたい重要な情報を詳しくまとめました。

 

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リフォームで床暖房を導入する前に知っておきたい基礎知識

床暖房の仕組みと種類(温水式と電気式の違いを徹底解説)

 

床暖房は、床の下に熱源を設置し、足元から部屋全体をじんわり暖める快適な暖房システムです。空気を対流させて暖めるエアコンやファンヒーターとは異なり、床からの輻射熱によって室温を均一に保つことができる点が特長です。床暖房の主な種類は「温水式」と「電気式」に大別され、それぞれに特徴やコスト、適した設置環境があります。

 

温水式床暖房は、給湯器など用いて温めた水をパイプ内に循環させるシステムであり、リビングなど広い面積の空間や新築住宅、長時間暖房を使いたい家庭に向いています。一方、電気式床暖房は発熱体や電熱シートを床下に敷設して直接床を温めるため、施工が比較的簡単で、部分的な設置にも適しています。

 

両者の違いを下記の表に整理しました。

 

項目 温水式床暖房 電気式床暖房
熱源 ガス給湯器など 電熱線、ヒーターシートなど
ランニングコスト 安価(ガスまたは電気使用) 高め(電気代が直接反映)
メンテナンス 必要(熱源機・配管の点検など) ほぼ不要
対応畳数 広範囲に適する(10畳以上) 小〜中面積に向く(6〜12畳程度)
施工期間 長め(2〜5日) 短め(1〜2日)
適した住宅形態 新築・戸建て・長時間使用家庭向け リフォーム・マンション・部分使用向け
補助金適用の可能性 高い(脱炭素化促進制度など対象) 地域によって異なる

 

電気式は後付けしやすいため、マンションや1部屋だけのリフォームを検討している方に選ばれる傾向があります。一方で温水式はシステム全体が大掛かりになる分、設置環境が整っていれば長期的な光熱費の節約や高い快適性が得られます。

 

また、電気式に関しては、DIYでも施工できる簡易キットが販売されているケースもありますが、施工不良による電気容量オーバーや断熱不足などのリスクもあるため、専門業者に相談するのが確実です。

 

特に後付けでの導入を検討している場合は、床下の構造、下地材の状態、フローリングとの相性を正しく理解しておくことが重要です。施工可能かどうかは、建物の断熱性能や電気容量の確認と合わせて事前にチェックしておきましょう。

 

床暖房が快適な理由と導入のメリット・デメリット

 

床暖房が他の暖房機器と大きく異なるのは、空気を直接温めるのではなく、床からの「輻射熱」によって部屋全体を自然に暖める点にあります。この熱の伝わり方が、足元から全身を均一に包み込むような快適な暖かさを生み出すため、エアコンのように顔だけ暑くて足元が寒いという「温度ムラ」が起きにくい構造になっています。

 

特に小さな子どもや高齢者がいる家庭では、床暖房の安全性と快適性が重視されています。火を使わず、やけどや倒れる心配がないため、事故リスクが非常に低く、部屋の空気を乾燥させずに暖められることも大きなメリットです。暖房による乾燥が気になる方にとっては、加湿器を併用する手間も省ける利点があります。

 

以下に、床暖房の主なメリットとデメリットをまとめました。

 

視点 メリット デメリット
快適性 足元から体を暖める均一な暖かさ 暖まるまでに少し時間がかかる
安全性 火を使わず、やけど・転倒リスクが低い 温度設定の誤差で過熱するケースがある
デザイン性 ヒーターが露出しないため見た目がスッキリ メンテナンスや修理の際に床の開口が必要
健康面 空気が乾燥しにくく、ホコリも舞いにくい 高湿度の空間ではカビ・ダニが発生しやすい
ランニングコスト 温水式なら光熱費を抑えられる可能性が高い 電気式は広範囲設置だと電気代がかさむ
初期費用 長期使用ならコスパが良い 設置費用が比較的高い

 

特に注目したいのが、床暖房と断熱改修の組み合わせによる効果です。断熱性能の高い住宅では、床暖房の暖かさが外に逃げにくく、ヒートショックのリスクも低減されます。結果として、光熱費も下がり、暖房効率が高まるのです。

 

総じて、床暖房は単なる設備ではなく、「住まいの質」を大きく左右する存在です。表面的な費用だけでなく、長期的な光熱費や住環境の変化を考慮し、住まい全体の設計と調和させながら導入を進めることが、満足度の高いリフォームへの近道となります。

 


リフォームで後付け床暖房は可能?施工方法と注意点を徹底解説

戸建てとマンションで異なる後付け施工のポイント
後付けで床暖房を導入する際、最初に確認すべきは住宅の構造です。戸建てとマンションでは、床下構造や管理規約、施工の自由度が大きく異なります。この違いを理解せずに施工を進めると、無駄な費用やトラブルを招く恐れがあります。

 

戸建て住宅では、床下空間を活用できるため、温水式や電気式など多様な床暖房システムの中から自由に選択が可能です。特に床下に配管を通す温水式は、設置後の見た目がスッキリし、室温の安定性も高いため人気があります。一方で、床下の高さが足りない場合やリフォームの規模が限られている場合には、電気式のパネル型床暖房が選ばれるケースも多いです。

 

マンションでは、専有部分である室内床のリフォームは基本的に自由ですが、管理規約に「床構造を変更する工事は禁止」「遮音等級を確保すること」などの制限が設けられていることがあります。とくに直貼り工法でフローリングが仕上がっている場合、既存床を剥がしてからの施工が必要になるため、工事期間や費用が膨らむ可能性があります。

 

さらに、電気容量にも注意が必要です。電気式床暖房を導入する場合、使用面積が広いと契約アンペアを増やす必要があり、電力会社への申請や基本料金の上昇につながることもあります。

 

施工時に注意すべき点としては、次のようなものがあります。

 

  1. 既存床材の確認
    既存がフローリングであれば、張り替え工法や重ね張り工法が選択肢に入りますが、畳やカーペットの場合は下地からの変更が必要です。
  2. 断熱性の確保
    既存の床下断熱が不十分なまま床暖房を設置しても、暖かさを実感しづらく、電気代やガス代がかさむ要因になります。断熱改修を同時に検討するのが理想です。
  3. 電気容量・ガス供給の確認
    電気式の場合はアンペア数、温水式の場合は熱源機の性能が十分かをチェックしましょう。

 

以下に、戸建てとマンションにおける後付け床暖房の比較をまとめます。

 

項目 戸建て マンション
工法の選択自由度 高い(温水式・電気式とも可) 管理規約次第(電気式が多い)
工事の自由度 高い 規約や遮音等級制限あり
床下スペースの活用 可能 基本的に不可
管理組合への申請 不要 必須のケースが多い
電気容量制限 変更可能(契約変更) 電気容量に制限あり(特に築年数が古い物件)

 

以上のように、後付け床暖房のリフォームには住宅の構造、管理規約、熱源、断熱性といったさまざまな条件を考慮する必要があります。適切な施工方法を選び、確実に快適性を高めるためには、実績ある業者に相談し、複数社から見積もりを取ることが重要です。

 

直貼り工法と全面張り替え工法の違いと選び方
床暖房リフォームにおいて、最も重要な施工選択の一つが「直貼り工法」と「全面張り替え工法」のどちらを採用するかという点です。それぞれの工法には明確なメリットとデメリットがあり、住宅の状態や予算、求める性能に応じた選択が不可欠です。

 

直貼り工法は、既存の床の上に床暖房パネルと新たなフローリング材を重ねて設置する方式です。この工法の最大の利点は、施工期間が短く、工事費用も比較的安く抑えられる点にあります。

 

一方で、直貼り工法には「段差が生まれやすい」「熱効率が低下しやすい」「床材の相性に制限がある」といった注意点があります。とくに段差は高齢者や子どもがつまずくリスクにもなり、バリアフリーの観点からも慎重な判断が求められます。

 

全面張り替え工法は、既存の床材を撤去し、下地を調整したうえで床暖房パネルと新しい床材を施工する方法です。断熱材を同時に仕込むこともでき、暖房効率と光熱費の削減効果が高まるため、長期的なランニングコストを重視する人には最適な選択肢です。

 

以下に、2つの工法の違いを比較します。

 

比較項目 直貼り工法 全面張り替え工法
工事期間 1〜2日 3〜5日程度
断熱効果 既存の床の断熱性能次第 高断熱対応が可能
段差の有無 生じやすい フラット仕上げが可能
メンテナンス性 パネル上部で補修可能 床材ごと交換が必要
おすすめ条件 予算重視・短期施工 快適性重視・長期視野

 

選択時に検討すべきポイントとして、以下が挙げられます。

 

  1. 将来的な家族構成の変化
    将来、家族が増える・介護が必要になるといったライフスタイルの変化を見据えて、快適性や安全性を優先する判断が重要です。
  2. 設置面積と光熱費のバランス
    10畳と20畳で導入費用や電気代は大きく変動します。20畳規模になると、電気代が大きくかかるケースもあるため、断熱対策や温水式の採用でコストを抑える選択が望ましいです。
  3. 補助金や助成制度の有無
    一部自治体ではエネルギー効率向上リフォームに対して補助金が交付される例もあります。事前に制度の適用条件を確認しておくことで、費用の軽減につながります。

 

いずれの工法を選ぶにしても、施工の信頼性が大きな鍵となります。施工実績が豊富な業者を選定し、保証内容やアフターサポートについても確認しておくと、長期間安心して使用できます。テクニカルな視点からだけでなく、生活の中での快適性と安全性を重視した導入を心がけることが、床暖房リフォームの成功につながります。

 


後悔しないための床暖房リフォーム失敗例と対策

床暖房がいらなかったと感じる主な原因とは?

 

床暖房を導入したにもかかわらず「使わなくなった」「思ったほど快適でなかった」という声は少なくありません。その主な原因にはいくつかの共通点があります。

 

まずよくある失敗が、設置場所の選定ミスです。多くの家庭でリビングへの設置が選ばれますが、実際には家族の動線や滞在時間を考慮しないと無駄になります。例えばキッチンで過ごす時間が長い家庭では、リビングよりキッチンへの設置が快適性につながることもあります。

 

また、断熱性が不足した住宅に床暖房を導入すると、部屋全体が十分に暖まらず、足元だけが温かいという中途半端な快適性になりがちです。特に古い家では、断熱リフォームを行わずに床暖房を後付けすると、効果が限定的になります。

 

さらに、電気式と温水式の選択ミスも後悔のもとです。電気式は初期費用を抑えられるものの、光熱費が高くなる傾向があります。一方、温水式は設置費が高額ですが、月々の光熱費は抑えられる可能性があります。家族の在宅時間や地域の電気・ガス代などを考慮して選ぶことが大切です。

 

床材との相性も見落としがちな要素です。無垢フローリングは断熱性が高すぎて熱が伝わりにくく、床暖房の効果を感じにくくなることがあります。反対に、床暖房対応のフローリングやタイルを選べば、熱効率も快適性も大きく改善されます。

 

こうした後悔を避けるには、家族の生活パターンに合った設置場所を選ぶこと、断熱性能を高めてから導入すること、そして初期費用とランニングコストのバランスを見極めることが重要です。価格や製品性能だけで判断せず、日常の暮らしに即した視点で計画を立てることが成功への鍵になります。

 

ゴキブリ・乾燥・固定資産税など導入前の心配と実際の実例

 

床暖房リフォームを検討する際、多くの方が「ゴキブリが増えるのでは」「乾燥がひどくなる?」「固定資産税が上がる?」といった不安を抱えています。こうした疑問は、ネット検索でも頻繁に見られることから、導入前の重要な判断材料と言えます。

 

まず、ゴキブリについてですが、床暖房そのものが直接の原因になることはありません。ただし、断熱材の施工にすき間があると、配管周辺にゴキブリが侵入しやすくなるため、気密性の高い施工が必要です。

 

乾燥に関しては、床暖房はエアコンに比べて空気を直接温めないため乾燥しにくいとされますが、断熱性の低い住宅や長時間の連続使用では湿度が下がる可能性があります。加湿器の併用や、無垢材の使用を控えることで対策が可能です。

 

固定資産税に関しては、床暖房が「建物の性能向上」と見なされ、建物評価額が上がることで税額が増える可能性があります。ただし、その額は年間で数千円程度とされ、大きな負担になるケースは少ないでしょう。事前に自治体へ確認しておくと安心です。

 

その他にも「電気代が高くなる」「修理が大変」といった懸念もありますが、熱源を選ぶ際の工夫や製品選定、保証の充実などでカバーできます。

 

このように、多くの不安は正しい情報と準備で解消できます。特にマンションの場合は管理規約や近隣への影響も踏まえた導入計画が不可欠です。導入後に後悔しないためにも、事前にリスクを把握し、実績豊富な施工業者と相談しながら進めることが成功の鍵となります。

 


まとめ

リフォームで床暖房を導入する際には、設置方法や熱源の種類、費用相場、ランニングコスト、補助金の活用まで多角的な検討が必要です。特に温水式と電気式では初期費用や光熱費、床材との相性に違いがあり、選択を誤ると年間数万円単位の損失につながることもあります。

 

また、床暖房の導入は快適性の向上だけでなく、室内の空気を汚さず乾燥を抑えるといった健康面へのメリットもあります。特に足元からじんわりと温まる暖房は、お子さんや高齢の家族がいる家庭にとっても安全性の高い選択肢となります。

 

床暖房リフォームを成功させるには、費用だけでなく将来的な快適性や電気代の推移、住まいの構造に合った設置方法まで総合的に判断する視点が重要です。今回の記事を通じて得た知識を活かし、自分たちの暮らしに最も適した床暖房リフォームの形を見つけてください。

 

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よくある質問

Q. 電気式と温水式の違いは何ですか?どちらが向いていますか?
A. 電気式は施工が比較的簡単で初期費用も安く済みますが、ランニングコストが高くなる傾向があります。対して温水式は設置費が高額ですが、ガスやエコキュートとの併用で光熱費が抑えられるため、長期間の使用を考えるとコストパフォーマンスに優れています。マンションや賃貸では電気式、戸建てや新築では温水式が選ばれる傾向があります。

 

Q. 床暖房を後付けする場合、どの工法が最適ですか?
A. 直貼り工法と全面張り替え工法の2種類がありますが、既存の床をそのまま活かしたい場合は直貼り工法が向いています。ただし、床の段差や仕上がりに制限があるため、仕上がりの美観を重視する場合や断熱性を高めたい場合は全面張り替え工法がおすすめです。工法の選択によって費用や施工期間も変わるため、事前の現地調査が重要です。

 

Q. 床暖房リフォームでゴキブリが増えるって本当ですか?
A. 床暖房そのものがゴキブリの原因になることはありませんが、配管や断熱材のすき間が多いと侵入経路になることがあります。特に温水式では配管周辺のわずかな暖かさが越冬場所になる可能性があるため、気密性の高い断熱施工が重要です。設計段階での配慮と信頼できる施工業者の選定が安心につながります。

 


会社概要

会社名・・・有限会社エターナルホーム

所在地・・・〒215-0011 神奈川県川崎市麻生区百合丘2丁目17-26

電話番号・・・044-959-2970




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